Polygonメインネットのブロックエクスプローラー URLは https://polygonscan.com、チェーンIDは 137(0x89)、ガス代トークンは POL、現在動作する公開RPC URLは https://polygon-bor-rpc.publicnode.com です。Amoyテストネットなら、チェーンID 80002、RPC https://polygon-amoy-bor-rpc.publicnode.com、エクスプローラー https://amoy.polygonscan.com を使います。上の設定カードから各値をコピーしたり、ワンクリックでウォレットにネットワークを追加したりできます。
要点
主要なウォレットはすでにPolygonに対応しているため、手入力が必要になる場面は多くありません。手入力するときに最も重要なのはチェーンIDで、メインネットは137、Amoyは80002です。RPC URLは「誰がトランザクションを中継するか」を決め、ブロックエクスプローラーURLは「エクスプローラーで表示」を押したときに開くサイトを決めるだけです。一般公開向けに動作しなくなったpolygon-rpc.comは使わないでください。
このページの設定値は、2026年9月25日に各エンドポイントへ直接問い合わせ、返ってきたチェーンIDを照合して再確認したものです。値に変更があれば、まず設定カードを更新します。
Polygonネットワーク設定の一覧
ウォレット設定で意識すべきPolygonのネットワークは現在3つです。Polygon PoSは決済、ステーブルコイン、多くのアプリが動く本番のメインネットです。AmoyはイーサリアムのSepoliaにアンカーされた現行のPoSテストネットです。Polygon zkEVMは2026年7月にシーケンサーが停止してアーカイブ状態になっており、必要になるのは過去の記録を読むときくらいです。
多くの「ネットワークを追加」フォームで求められる順番どおりに、メインネットの設定値を並べました。
| 項目 | Polygon PoSメインネット |
|---|---|
| ネットワーク名 | Polygon Mainnet |
| RPC URL | https://polygon-bor-rpc.publicnode.com |
| 予備のRPC | https://polygon.drpc.org |
| チェーンID | 137(0x89) |
| 通貨記号 | POL |
| ブロックエクスプローラーURL | https://polygonscan.com |
3つ目の無料エンドポイント https://1rpc.io/matic も、私たちのテストで正しく応答しました。3つともAPIキー不要で、ブラウザからのリクエストも受け付けます。そのため当サイトのPolygonライブエクスプローラーも、Blockscout APIの応答が遅いときはこれらに切り替えています。ウォレット設定ではなくアプリを開発する場合は、APIキー付きのプライベートエンドポイントのほうが安定します。選択肢の比較はPolygonエクスプローラー APIガイドにまとめています。
AmoyテストネットのエクスプローラーURLとRPC
本物のPOLを使わずにコントラクトをテストしたい開発者にはAmoyが欠かせません。PolygonのAmoyテストネット エクスプローラーURLは https://amoy.polygonscan.com、チェーンIDは80002(16進数で0x13882)、通貨記号はPOLです。テストネットのPOLに金銭的価値はありません。動作する公開RPCは https://polygon-amoy-bor-rpc.publicnode.com と https://polygon-amoy.drpc.org です。
テスト用トークンは公式のPolygon faucetで受け取れます。配布量は少なめで、ボット対策のチェックがあります。ウォレットにMumbai(チェーンID 80001)が残っているなら削除しましょう。Mumbaiは2024年4月に廃止され、もうブロックを生成していません。フォーセット、テストネット用エクスプローラー、デプロイ時のよくあるエラーはAmoyテストネット エクスプローラーのガイドで詳しく扱っています。旧テストネットのデータがどうなったかはMumbaiエクスプローラーのページをご覧ください。
Polygon zkEVMの設定(アーカイブ済みネットワーク)
Polygon zkEVMはチェーンID 1101を使い、ガス代はETHで支払う仕組みでした。Polygon Labsは2025年6月にMainnet Betaの終了を発表し、シーケンサーは2026年7月初めごろに停止しました。つまり、新しいトランザクションは通常の方法では処理されません。古いウォレットに残っているネットワークを見分けられるよう、ウィジェットにはzkEVMのカードを残しています。過去の記録は https://zkevm.polygonscan.com で確認できますが、読み取り専用として扱い、今後も利用できるとは限らない点に注意してください。
まだ資金が残っている場合でも、適当なRPCや「資産復旧」をうたうサイトを試すのはやめましょう。Polygon zkEVM公式ページに記載された手順に従い、事前に当サイトのzkEVMエクスプローラー解説にも目を通してください。
MetaMaskにPolygonを追加する方法
MetaMaskにはPolygon Mainnetが人気ネットワークとして最初から登録されており、標準設定では「ブロックエクスプローラーで表示」のリンク先がPolygonScanになっています。追加方法は3通りあります。
- 上のボタンを使う。 パソコンでは、Polygon Mainnetカードの「ウォレットに追加」をクリックします。当サイトで動作を確認したRPCとPolygonScanをエクスプローラーとして、チェーン137の追加をMetaMaskに依頼します。承認前にMetaMaskがすべての値を表示するので、必ず目を通してください。
- 人気ネットワークの一覧から選ぶ。 ネットワーク選択画面で「ネットワークを追加」を選び、候補からPolygon Mainnetを選択します。値がMetaMask自体から提供されるため、最も安全な方法です。
- 手動で入力する。 「ネットワークを手動で追加」を選び、上の表の値を貼り付けます。MetaMaskはRPCに問い合わせ、返ってきたチェーンIDが137と一致しなければ警告を出します。
MetaMaskのスマートフォンアプリでも流れは同じですが、ワンクリック追加ボタンはMetaMaskアプリ内蔵のブラウザでしか動きません。通常のモバイルブラウザにはウォレットが組み込まれていないためです。すでにRPCがpolygon-rpc.comのままPolygonを登録している場合は、ネットワークを編集して動作するエンドポイントを追加し、それを既定に設定してください。
Trust Wallet、Rabby、Ledger Liveなどへの追加
最近のウォレットの多くはPolygon PoSに標準対応しているため、「追加」といっても実際には値を入力するのではなく、表示をオンにするだけのことがほとんどです。
Trust Wallet
Polygonは標準搭載です。トークン一覧で「Polygon」または「POL」を検索してオンにします。アドレスはイーサリアムで使う0xアドレスと同じです。
Rabby
Polygonを自動で認識し、dAppがチェーン137を要求すると自動でネットワークを切り替えます。カスタムRPCはネットワーク設定から指定できます。
Ledger Live
PolygonのアカウントはLedger Live上で別アカウントとして表示されます。どのデバイスアプリを入れるかはLedgerの公式手順に従い、最新版の案内を確認してください。
Coinbase Wallet・OKX Wallet・Rainbow
いずれもPolygonを対応ネットワークとして掲載しています。送金前に各資産のネットワーク表示を確認しましょう。
そのほかのEVMウォレットでも、「カスタムネットワーク」や「チェーンを追加」といった項目を探し、同じ5つの値を入力すれば使えます。MetaMaskやRabbyに接続したハードウェアウォレットには、Polygon専用の設定は不要です。ネットワークの管理はソフトウェアウォレットが担当し、デバイスは署名するだけだからです。
ブロックエクスプローラーURL欄の本当の役割
この欄を必要以上に心配する方は少なくありません。ブロックエクスプローラーURLは残高を変えませんし、エクスプローラーにデータを送るわけでもなく、セキュリティとも関係ありません。単なるひな形です。送金後に「ブロックエクスプローラーで表示」をタップすると、ウォレットはこのベースURLの後ろに /tx/ とハッシュ、または /address/ とアドレスを付けてページを開きます。
そのため、URLは https://polygonscan.com のようにエクスプローラーのルートを指定し、後ろにパスを付けないことが大切です。https://polygonscan.com/tx/ と入れるとリンクが壊れます。オープンソースのエクスプローラーを好むなら、Blockscout(https://polygon.blockscout.com)を指定しても構いません。どちらも同じ /tx/ と /address/ の形式に従っています。どのエクスプローラーを選ぶべきかは、Polygonエクスプローラーのランキングと、PolygonScan・Blockscoutそれぞれのレビューで比較しています。
「公式」のエクスプローラーURLというものはひとつに決まっていません。Polygonのドキュメントには複数のエコシステム・エクスプローラーが掲載されており、PolygonScanは事実上の標準としてウォレットに採用されているにすぎません。polygon-explorer.orgのツールはこの欄に入れるためのものではなく、手早い検索と共有用のレシート作成のためのツールです。
正しいネットワークに接続しているか確認する方法
「トークンが消えた」という問い合わせの多くは、ネットワークの取り違えが原因です。次の確認をしておくだけで、余計な心配をかなり減らせます。
- 名前ではなく、ウォレット設定のチェーンIDを見る。 ネットワークに「Polygon」と名付けることは誰にでもできます。Polygon PoSメインネットはチェーン137だけです。
- ガス代のトークンを確認する。 メインネットの手数料はPOLで支払い、金額は1円にも満たない程度です。最新のgwei価格はPolygonガス代トラッカーで確認できます。ウォレットがETHを求めてくる場合は、イーサリアムかzkEVMに接続しています。
- 自分のアドレスを検索する。 Polygonアドレス エクスプローラーにアドレスを貼り付け、表示された残高がウォレットと一致すれば、ウォレットは本物のチェーンを読んでいます。
- 出金ネットワークを合わせる。 取引所から資金を移すときは、意図的でない限りイーサリアムのERC-20ではなく「Polygon」または「Polygon PoS」を選びます。そもそもPOLやUSDCが手元にない場合は、複数の法域でライセンスを持ち、Polygon PoSへ直接出金できる規制下の取引所で購入し、出金ボタンを押す前にネットワークを確認してください。日本国内で暗号資産交換業者を利用する場合は、金融庁の登録業者一覧で登録状況を確認できます。
同じティッカーのトークンが複数のコントラクトで存在するため、ステーブルコインは特に注意が必要です。Polygon PoS上のネイティブUSDCは 0x3c499c542cEF5E3811e1192ce70d8cC03d5c3359 で、以前からあるブリッジ版のUSDC.eは別のトークンです。公式コントラクトの一覧はUSDT・USDCエクスプローラーのガイドに掲載しています。
偽RPCとフィッシング目的の「ネットワーク追加」ポップアップ
悪意あるRPCは秘密鍵を盗むことはできませんが、嘘をつくことはできます。偽の残高を表示したり、保留中のトランザクションを隠したり、IPアドレスとウォレットアドレスをひも付けて記録したり、送信したふりをして実際にはトランザクションをブロードキャストしなかったりします。詐欺サイトは自分たちが管理するRPCで「ネットワークを追加」ポップアップを出すこともあり、署名したトランザクションを別のチェーンで再利用させるために、わざと異なるチェーンIDを指定する場合もあります。
ほかにも危険信号があります。チャットで「サポート担当」を名乗る人物が、止まった送金を直すためにRPCを変更するよう指示してくるケース。シードフレーズを求める「高速」「プライベート」RPCを提供するサイト。誰も保守していないエンドポイントを載せた解説記事。正規のRPCがシードフレーズや秘密鍵を必要とすることは絶対にありません。トランザクションが止まっているように見えても、何かを変更する前に公開エクスプローラーで状態を確認しましょう。各ステータスの意味はトランザクション確認ガイドで順を追って説明しています。
polygon-rpc.comの認証エラーと停止したエンドポイント
長年、https://polygon-rpc.com はほぼすべての解説記事と多くのウォレットのプリセットに載っているエンドポイントでした。2026年9月25日に私たちがテストしたところ、「テナントが無効」という認証エラーが返ってきたため、無料の公開RPCとしてはもう使えません。ウォレットの残高がいつまでも更新されない、トランザクションが「internal JSON-RPC error」という曖昧なエラーで失敗する、スクリプトが突然401や403を返すようになった、といった症状があれば、このURLが使われていないか確認してください。
対処は1分で終わります。ウォレットでPolygonネットワークを編集し、https://polygon-bor-rpc.publicnode.com か https://polygon.drpc.org を追加して既定にするだけです。Ankrの公開エンドポイントも現在はキーが必要なので、同様に置き換えます。ノードプロバイダーに関する最新の公式情報はPolygonドキュメントにまとめられており、無料エンドポイントでは足りなくなる目安は当サイトのAPIページで解説しています。
公開エンドポイントは数千人規模のユーザーが共有しているため、短時間の停止やレート制限は避けられません。上の「ウォレットに追加」ボタンのようにRPC URLを2つ登録しておけば、一方が不調でもウォレットが自動的にもう一方へ切り替えられます。